そこに鳴る

台湾『浮現祭2019 Monster Energy x Emerge Fest』報告

台湾『浮現祭2019 Monster Energy x Emerge Fest』(助成リポート)

公演:『浮現祭2019 Monster Energy x Emerge Fest』
日時:4.27(土) ・28(日)
会場:台湾・台中際洲棒球場・B 區停車場

▼『浮現祭2019 Monster Energy x Emerge Fest』
2008年に3,000人規模でスタートし、10万人規模にまで成長を遂げた台湾唯一にして最大の無料 ロック・フェス”Rock In Taichung Festival”を主催する【浮現~emerge~】の主催する野外ロッ クフェスであり、今回はMONSTER ENERGYがタイトルスポンサーとなっての開催。日本からはそ こに鳴るの他、cinema staff・ROOKIEZ is PUNK’D・ガールズロックバンド革命・ALL OFFなど 8アーティストが出演しました。

場内はスポンサー企業の出店などもあり、賑やかな様子

▼浮現~emerge~代表・Nuno Chen氏
1999年に台湾中部で最初のインディーズ・レーベル”浮現音樂(Emerge Music)”を立ち上げ、続 いて2001年には”老諾Live House”をオープン。その結果”レコード・レーベル”でありながら”ライヴ ハウス”ともリンクした特殊なレーベルとなり、2011年にはライヴハウス”TADA方舟”をオープンさ せ、キャパシティが200人の”老諾”と1,000人の”TADA方舟”の2つのライヴハウスを運営する体制 に。2009年には初めてロック・フェス”Rock In Taichung Festival”を開催。台中市政府と提携し て運営されている。

場内の特設ブースにて講演を行うemerge主催・Nuno氏。

台湾で新たなフェスを手掛けるには、会場の手配や複雑な行政上の手続き、会場近隣の協力など が必要となるようで、政府の協力無くしては台湾でフェスを開催するのは非常に難しい状況とのこ と。しかしemergeをはじめとする台中のイベンターの尽力によって政府との確かな関係値が築か れ、台中はここ近年で台湾の音楽発展史上、突出した都市となっているようです。また、親日国で あるゆえか、日本からのアーティスト招致に対しても積極的で、イベンター・コーディネータが日本 のシーンに対して非常にアンテナを張っている印象を受けました。

そこに鳴るが出演した「光景STAGE」

日本では若年層のSNSはTwitter・instagramが主流ですが、台湾ではまずFacebook、次いで instagramが広く根付いており、情報収集にはもっぱらFacebook・instagramが利用されており、 これは日本同様ですがYOUTUBEも広く浸透しております。この『浮現祭2019 Monster Energy x Emerge Fest』の公式情報は主にFacebook・YOUTUBEを中心に発信されておりました。今 回、そこに鳴るはこのフェスへの参加に際し、主にFacebook・YOUTUBEでの告知を強化しまし たところ、そこに鳴るOfficial Facebookページへの海外からのアクセスが急増し、2019年3月時点 で約1000だったLIKE(いいね)がライブ開催時点では1650以上になっていました。

日本に比べると台湾は外国のアーティストに対する興味・関心が比較的高い印象があり、ライブ でのレスポンスやSNSの反応でそれらを実感することができました。特にライブではそうした前評 判もあってか800人~1000人近い規模のオーディエンスが集まり、非常に盛況でした。また、ライ ブ後の物販では100枚以上持ってきていたCDがほぼ完売し、1時間近いサイン待ち行列ができるほ どでした。並んでいた方の中には「しばしばライブを見るために日本に来ている」という方も少な くないようで、そうしたきっかけで知っているという人もいるようです。
また、台湾では音楽再生メディアとしてのCDは主流ではなく主に配信・ストリーミングサービスが 利用されているのですが、そのような状況でありながらも「アーティストのサインが欲しい」とい うグッズ的な理由でフェス会場などでは即売されるCDを購入する方が多いようです。そういった点 やライブでの反応も含め、台湾の音楽リスナーは未知の音楽に対する探究心が非常に高い印象を受 けました。

そこに鳴る本番・舞台袖より。フェスのクライマックスも近く、多くのオーディエンスが集まった。

そこに鳴るにとってこの台湾公演は2度目の台湾公演であり、こうした大型フェスに出演すること ができたことで海外進出を目指す上での大きな足がかりとなりました。また、オーディエンスの反 応も含め、次節の台湾招致にもつながるであろう収穫あるライブであったと実感しております。今 回培った経験を生かして今後の海外での活動へと繋げていきたいと思います。


❑タイトルスポンサー:MONSTER ENERGY
❑協力:覺醒音樂祭(Wake Up Festival)、城市巨响音乐节(City ROARS Festival)、山海屯搖 滾祭(Heartownrockfest Taiwan)、巨獸搖滾(BeastieRock Festival)、Arrow Japan Agency、瀚動影像有限公司、亞邁樂器台中店、午資開發股份有限公司、EMERGENCY 緊急製作、 Puzzle 帕舒路運動整合、NTW 新台灣娛樂摔角聯盟
❑メディア協力:StreetVoice 街聲 Blow 吹音樂、 東京兜圈 Megurinterview Tokyo、 MAXMUSIC極限音樂誌、 台灣搖滾映像誌
❑協賛:Audio-Technica Taiwan、翰陽工程行、中南海酒店 City Resort

 

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